◆平成22年度第4回スターリングエンジン講演会開催 |
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2010年10月6日 | |
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第4回スターリングエンジン講演会は、平成22年10月6日(水)都道府県会館で開催いたしました。
当日は、農水省・遠藤順也氏の基調講演“バイオマス政策の今後の展開”、中部電力葛Z術研究所・
大岩 徳雄氏“バイオマス利用スターリングエンジン発電技術への取り組み”他、といったバイオマス
に特化した講演内容で、総勢65名の参加がありました。
以下に演題と講演者を記します。 | |
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基調講演「バイオマス政策の今後の展開」 |
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農林水産省大臣官房 環境バイオマス政策課
バイオマス推進室長 遠藤 順也氏 |
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A |
「30kW級バイオマス利用スターリングエンジン発電技術への
取り組みについて |
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中部電力 電力技術研究所 エネルギー・環境グループ
工学博士 大岩 徳雄氏 |
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B |
「新形式外燃機関“KAIHOエンジン”試作機の概要について」 |
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NPO日本スターリングエンジン普及協会
理事 海法 俊光氏 |
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C |
「畜産農家における低コストなメタン発酵および発電システムの
開発について
(スターリングエンンジン事業化プロジェクトの一例) 」 |
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潟vロマテリアル 代表取締役
斎藤 正倫氏(当普及協会理事) |
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D |
「きのこ栽培における使用済み培地による石油代替燃料化
技術について」 |
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協全商事梶@代表取締役
平森 親男氏(当普及協会理事) |
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<各講演および質疑応答の概要> | |
| [T] |
遠藤順也氏講演 | |
| (1) | |
講演のポイント |
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バイオマス・ニッポン総合戦略、国産バイオ燃料の大幅な生産拡大、バイオマス活用推進基本計画、
バイオマスタウン構想、および再生可能エネルギーの導入拡大のためのスマートビレッジ構想など、
農林水産省の政策・取り組みについて詳細な説明があった。
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| (2) | |
質疑応答 |
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| ・ | |
“竹”の利用状況について宮津市に関する質問があり、遠藤室長より「西日本地域全般において課題
が山積しており、燃料化・マテリアルとしの利用化等検討していくべき」との見解が示された。
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| ・ | |
スマートグリッド構想について公表されたものがあるかの質問に対しては、「電力の固定価格買取制度
が経産省等で検討されており、その仕組みのなかで同構想が実現されるであろう」との説明があった。
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| ・ | |
バイオマス廃棄物について、取扱の変更ならびに省庁間の管轄の一本化に関する質問があり、「とくに
省庁間における管轄の一本化について検討していくべき」との見解が出され、農水省としてその窓口に
なる用意があるとの見解があった。なお廃棄物処理法に関する取扱については今後変更されることは
ないとも付記された。
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| [U] |
大岩徳雄氏講演 | |
| (1) | |
講演のポイント |
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中部電力における“Stirling DKのエンジン(発電出力32kW)”の試験運転についての発表があり、
建築廃材(柱材)を主燃料とした連続運転(20日間等)の結果、ヒーター部への灰付着状況やその影響、
とりわけ発電出力低下は発生していないとの報告があった。またシステムの最適化検討により、設置容積
の小型化(L9m×W3m×H3mで10tトレーラー程度の大きさに収める大きさのイメージ)、燃料消費削
減(60kg/h)が可能となる旨の説明もあった。
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| (2) | |
質疑応答 |
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| ・ | |
ヒーターチューブについて、輻射熱を利用すべきとの見解が提起され、また現状のチューブでは
細すぎるのではとの指摘に対しては、エンジンは正常に稼動、木材を燃料とすることにさして問題は
ないとの見解であった。また従前のSTMエンジンに比べバイオマス燃料用に改善されているとも付記
された。
なおエンジン規模については現状同Stirling DKエンジンしか該当するものがない実情とのこと。
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| ・ | |
エンジン熱効率は補機動力を含めての10%かの質問に対して、エンジン本体のみで補機動力は含ま
ないとの回答があった。
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| ・ | |
ヒーターチューブの材質は何かについてはインコネルとの回答があった。また冷却廃熱の利用は現在
行なっていないとの付記があった。なお燃焼部分の廃熱は400℃前後、冷却後の温水は50℃前後との
こと。
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| ・ | |
竹は含水率が45%(林地残材や果樹剪定枝等木質系は60%)で、天日乾燥で燃料とすることが可能であ
る。特に近年は竹の伐採がないため、竹林の繁茂が激しく、荒れている。そこで、スターリングエンジン
の燃料として竹を使いたいと考えている、との意見が出された。これに対しては、竹は木質系よりも燃
焼性に優れ、利用しやすい燃料ではないかと考えられる。竹を燃料とする研究をして頂ければ有益で
はないか。
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| [V] |
海法俊光氏講演 | |
| (1) | |
講演のポイント |
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現存の外燃機関とは全く異なり、独立した圧力発生機構を有するエンジンであり、そのため、
加熱器・冷却機をエンジン本体と分離して配置できるとしている。何よりもバイオマスや廃熱を最も
効果的に利用できる形態となっている。
今後の性能目標としては、ピストン径×ストロークを12cmΦ×12cmを当面のターゲットとして
開発を行ない発電出力20kWを目指すこととしている。
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| (2) | |
質疑応答 |
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| ・ | |
一色同普及協会名誉会長から、海法エンジンは内燃機関と外燃機関を折衷した構造であって、
開発着想もふくめてユニークであるとの評価コメントがあった。
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| [W] |
斎藤正倫氏講演 | |
| (1) | |
講演のポイント |
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経産省から受託した「H22年度戦略的基盤技術高度化支援事業」では、京葉ガス・千葉工大・
茨城大と共同でメタン発酵のバイオマス発電装置を開発することになっており、経産省からも期待を
受けている。これまでのメタン発酵ガス化発電技術ではコスト高なので、従来コストの1/5程度のコストを
目指している。鶏糞・牛糞のような家畜排せつ物の利用率は約90%との公表データがあるが、
実際にはその処理に手を焼いているのが実態であるので、これら排泄物の真の有効利用を目指している。
なお最近、中国・韓国ならびに東南アジアをリサーチしたが、その地域では電力を強く欲しており、
またその熱源となるバイオマス資源は豊富なので、早く本システムを完成させて貢献していきたい
と考えている。
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| (2) | |
質疑応答 |
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| ・ | |
メタン発酵源は何かとの質問に対しては、ブロイラー鶏糞が主体との回答。
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| ・ | |
海外におけるスターリングエンジンの安全等技術基準の法制化についての質問があったが、
海外では米国をはじめ法的しばりがあるとの情報は少なく、明確な回答をするだけの知識を
持ち合わせないとの回答であった。
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| [X] |
平森親男氏講演 | |
| (1) | |
講演のポイント |
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長野県におけるきのこ栽培における使用済み培地の有効利用に関し、含水率の高い同培地を乾燥化さ
せて、A重油等の代替燃料化する技術開発についての発表があった。協全商事鰍ナは、種々ある乾燥
技術の中で、自社試験の結果過熱水蒸気方式が最も有効であるとの結論を得ており、これまで製品化
した食品残さの乾燥機による乾燥や、使用済みきのこ培地の乾燥とその燃焼試験の様子について説明
があった。
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